カルトロフェン注射について

最近私のブログには、カルトロフェンに関して情報を得ようとアクセスしてきている人が多いようなの。

可愛い大事な我が子が気管虚脱でしんどそうなお咳をしている姿や音を聞く度に心を痛めてる飼い主さんが多いことにお気持ちお察しいたします。

私がサブレに受けたカルトロフェン注射の事が誰かのお助けになるならと思い、残しておこうと思います。

そもそもカルトロフェン注射とは？

本来は膝軟骨などにトラブルを抱えている子に使う為に開発された注射で、副作用が気管虚脱の子に有益だったようです。

なので、カルトロフェン注射を受ける事で何か他の箇所に甚大な副作用が出てしまうのでは❓という心配は全く必要ありません。

なぜカルトロフェン注射が気管虚脱に有効なのか

上記にも有るように、元々カルトロフェンは軟骨細胞を刺激して軟骨の元を作るという治療方法になります。

気管虚脱というものは気管を支える軟骨がヘタってしまい、気管を支えられなくなってしまったので気管が潰れてしまう症状です。

はい。どちらにも軟骨というキーワードが出てきてますよね✨

カルトロフェン注射を打つ事で、気管を支える軟骨が復元する事があるのです。

カルトロフェンの接種周期

本来カルトロフェンは4週連続で週に一度（7日おきに）注射します。

これが1週でも接種漏れがあると駄目とのこと。

4週連続で接種すれば終わりとされている治療方法です。

我が家の例は例外かもしれませんが

我が家のサブレ（元保護犬）は心臓が悪く、心臓が肥大してしまってました。

運悪く漏斗胸で胸の骨格が扁平に変形してしまっており、胸の空間が他の子よりも狭いので、結果的に気管を圧迫してしまってました。

これにより気管虚脱も一番酷い状態で、1歩動くだけでも咳が出てしまう。

そんなしんどい日々を過ごしていました。

気管虚脱の手術も本気で検討し、掛かりつけ医にも沢山相談して、転院して気管虚脱の手術をしようと思っていた矢先、掛かりつけ医からカルトロフェンをやってみますか❓と提案していただけました。

当時まだ気管虚脱にカルトロフェンを使用するという事は獣医師界隈でもあまり知られておらず、先生が学会で小耳に挟んだ話しを覚えてくれていたのです。

藁にも縋る想いで、カルトロフェンを受ける事にしました。

カルトロフェン注射を受け始めて感じた事

正直、2回目の接種をした後も効果を感じる事は余りありませんでした。

ただ、サプリのようなものと話しは聞いていたので継続していくという思いはブレません。

3回目を受けた後ぐらいから「そう言えば最近咳が減った❓」🤔と感じるように。

4回目を受ける頃には、咳は半分以下にまで減ってました👏

4回1クールのカルトロフェン注射です。

4回目を受けた後急激な不安に襲われました。

先生を戸惑わせた我が家の選択

4回目を打った翌週、再びサブレを抱えて病院に現れた我が家。

先生がびっくりした顔をして「どうされました❓」と。。。

我が家が下した決断は、エンドレスで毎週カルトロフェンを続けたい。という事。

最初は先生も戸惑っていたけど、咳がまだ収まりきって居ない事、ここで注射を終わりにしてしまう不安など全て先生に話しをして、継続していく事を異例ながらも受け入れてくれました。

打てば打つほど咳が減るのか？というとそうでもなく

もう小見出しの通りです。

打てば打つ程咳が減って行くのか❓と聞かれると顕著に効果が見えたのは最初の4回❕

ただ、サブレが心臓の方で亡くなるまでの半年、毎週カルトロフェンの注射を受けつづけましたが、どこかのタイミングからか気管虚脱の咳は無くなりました。

結論としてカルトロフェン注射はオススメしたい

カルトロフェンの注射が気管虚脱の子の80％ぐらいに効果があるそうです。

病院によっては、カルトロフェンの取り扱いは無いようなので、必ずしも掛かりつけ医で受けられる保証はありませんが、気管虚脱で困ってる飼い主さんは一度掛かりつけ医にカルトロフェンの相談をしてみる事をおすすめします。

ちなみに私がカルトロフェンに巡り合った頃のブログは

諦めない・悲観しない・平常心！

今サブレが落ち着いて昼寝してるので、ブログの更新ーんーと、写真はサブレが一番ツラかった先週の水曜日の写真です顔つきが普段と全然違うよねぇ・・・この日は本当に私もツラかったでもね、悲観して凹んでるヒマがあるなら色々調べろっつー話しよね気が張っ...

wolf-tribe.org

2017.07.10

参考になれば幸いです。