今日はサブレの家族記念日です
厳密に言うと、4年前に元飼い主の手によって「どこかに足を挟んでまって歩けんようになった」と
保健所に持ち込まれました(老夫婦が飼っていたようです)
当時、サブレの体重は5.25キロもある巨漢っぷり・・・
1本の足が使えなくなり、それだけのウェイトを3本足で歩けるワケもなくズリバイしか出来なかったサブレ
それでも、保健所の職員さんはこのキョトーンとしてる子を殺処分してしまうのは忍びなかったのでしょう
保護団体の代表に保健所から「歩けないポメが居るんだけど・・・」と打診の電話
歩けないとなると里親探しには色々ハードルが高くなってしまうのは勿論なので、団体の代表も
「今回ばかりは断るかもしれない・・・」と不安いっぱいで保健所に見に行ったそうな。。。
そこで代表の目に入ったのが
この「何じゃコレ~~~~」な人畜無害な子
引き出す事を決めてもらえたラッキーな子
引き出しと同時に、代表から私にLINEを貰いました
ポメだから私に応援宜しくのLINEだったようだけど、この上の写真を見てしまったら私も
居ても立っても居られず、動物病院に直行するとの事だったので駆けつけました
おデブ過ぎて動けない上に、このキョトーンとした顔。。。
漬物石のようなこの子に得体の知れない生命体を見たぐらいの衝撃を受けた私は、代表に
「うちの子にするか、うちの子にしないにせよ預かりをやらせて欲しい」と無理を言って病院から
そのままうちに連れてきました
一応旦那の意見も半分ぐらいは聞かないと。。。と思った時代だったのよねぇ
(今なら独断で決めちゃうんだけどさー)
余りにも急遽連れて来たので、ゲージの準備もままならずダンボールにIN
高さ10センチぐらいのこの壁が、おデブ過ぎて乗越えられないというせつなさ
旦那が仕事から帰って来て、この子をうちの子にするか徹底的に話し合ったけど
里親募集をした方がいいだろうという結論に・・・
元の飼い主に捨てられたというのに、サブレの想いは純粋で真っ直ぐで、知らない家に連れてこられて
ホームシックになってしまい、ご飯が一週間以上まともに食べれない日々でした
その後も、ご飯半分は食べたかなーって思えば、そこまらまた数日食べないという繰り返し
そして、近所を老夫婦が散歩している影を見て、今までウンともスンとも言わなかった子が
激吠え
「じーちゃーん、ばーちゃーん、ボクはココだよ~ボクを連れて帰ってよ~」と
心の底から全力で元飼い主を欲していたサブレの姿を目の当たりにして切なくて切なくて
悲しくなって泣けちゃったよね。。。
元飼い主への忠誠心が強すぎて、サブレが私に心を開いてくれるまで結構時間が掛かったよなぁ
そして、里親希望者様が現れて、サブレが婿入りする事が決まりトライアルまでもうすぐという
タイミングでうちの子のラテがお空に。。。
サブレ(この頃の仮の名は「ころん」)を含めて5ポメだった我が家から、ラテが居なくなってしまい4ポメに
そして、サブレのトライアルで3ポメにと一気に数が減ってしまって、寂しくて仕方が無かったけど
トライアル先で先住犬との相性がどうしても合わなかったことが原因でサブレがうちに戻ってくることに
トライアルの失敗を喜んではダメだけど、この子はラテがうちに連れて来た子で、自分がお空に
行ってしまったから、この子を呼び戻してくれたんだろうなぁ。。。と妙にしっくりと来てしまい
戻ってくると同時にうちの子にしました
サブレの経験した親愛なる飼い主から捨てられたという悲しさは、とても元飼い主を許せないし
ここまで太らせたせいで、今のサブレは気管が潰れてしまってること、歯も酷い状態になるような
食事をさせていたこと、その結果心臓が悪くなってしまったことを思うと、元飼い主の不幸を
願わずには居られないけど、だけど、こんなに良い子に育ててくれた事にはちょっとだけ感謝
もう二度と、サブレがそんな想いをしないで良いように、しっかりと心も体も寄り添って
サブレの犬生を輝かせてあげたいと、6/11には改めて想う日なのです
サブレ、うちの子になってくれてありがとう
これからサブレにはツラい季節がやってくるけど、一緒にどんな困難も乗越えようね
家族記念日というか
保健所出所記念日のサブレに
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本日サブレ孝行の為、コメントおやすみしまっす
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